SIEジャパンスタジオが再編成により『アストロプレイルーム』開発の「Team ASOBI!」に編入へ。海外メディアに対しSIEが同スタジオの再編を認める

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は海外メディアIGNを通じて、ジャパンスタジオが社内で4月1日付けで再編成されることを明らかにした。ジャパンスタジオはPS5のローンチタイトル『アストロプレイルーム』を手掛けた「Team ASOBI!」に編入することになるという。SIEがIGNに伝えた声明は以下の通り。

 SIEは事業運営のさらなる強化を図るため、4月1日付でSIEジャパンスタジオを新たな組織に再編成することを認めます。SIEジャパンスタジオは、『アストロプレイルーム』のクリエイティブチームである「Team ASOBI!」に集約され、『アストロプレイルーム』の人気を基盤に、チームがひとつのビジョンに集中できるようになります。
 また、SIEジャパンスタジオタイトルの外部制作、ローカライズ、IPマネジメントなどの役割は、PlayStation Studiosのグローバル部門(the global functions)に集約されます。

(画像はSIEジャパンスタジオ公式サイトより)
(画像は『アストロプレイルーム』公式サイトより)

 SIEジャパンスタジオは1993年11月、初代PlayStationが発売される1年前に設立されたSIEのファーストスタジオ。『パラッパラッパー』『サルゲッチュ!』シリーズ、さらには上田文人氏の『ICO』『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』、フロム・ソフトウェアとともに開発した『Demon’s Souls』『Bloodborne』など、さまざまな名作を残してきたことで知られている。

 しかし同スタジオについてはここ数ヶ月にわたり、『Bloodborne』のプロデューサーを務めた山際眞晃氏など複数のSIEジャパンスタジオスタッフが同社を退職したことをSNSアカウントなどで表明しており、動向に注目が集まっていた。

 昨年2020年12月には『SIREN』『GRAVITY DAZE』シリーズを手掛けた外山圭一郎氏も、SIEジャパンスタジオから退職したことを発表。ほかのクリエイターらとBokeh Game Studioを立ち上げたことも話題となった。Bokehは現在新作ホラーゲームの製作に取り組んでいる(参考記事)。

 なお今回の公式声明は、海外メディアVGCが独自の情報筋から得た非公式情報として「SIEジャパンスタジオが大幅に業務縮小される」と報じたことに端を発している。

 VGCは同記事で、SIEによる事業再編はSIEジャパンスタジオの収益と方向性について意見の相違が理由だったと報道。同スタジオはグローバルな魅力を備えた日本市場向けのゲームを作成したいと考えていたが、SIEは国際的なヒット作を生み出すことを重視していたと伝えた。これらの情報の正否については、公式声明では一切触れられていないため注意されたい。

SIEジャパンスタジオ 公式サイト

ライター/古嶋誉幸

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