『コボちゃん』連載1万3750回達成、一般全国紙の最多記録 作者は毎日10時間描き続けて40年

 読売新聞の朝刊社会面に連載中の4コマ漫画『コボちゃん』(作者:植田まさし)が、7日付けの掲載で通算1万3750回を迎え、一般全国紙の漫画として連載最多記録を達成した。これまで新聞での漫画掲載の連載最多記録は、毎日新聞朝刊で1974〜2014年まで連載された『アサッテ君』(作者: #東海林さだお )の1万3749回だったが、その記録を更新する快挙となった。

 1982年4月1日にスタートした『コボちゃん』は、好奇心旺盛な男の子とその家族の日常をほのぼのとしたタッチで描き、幅広い世代の人気を集めている作品。題名は、関西で男の末っ子を「コボン」と呼び、植田氏が四国の親類からそれを縮めた「コボちゃん」と呼ばれていたことが由来となっており、「コボちゃん」(本名:田畑小穂)は東京の私鉄沿線駅近くに3世代で暮らしている。

また、“永遠の5歳児”から小学3年生へと成長し、連載1万回に到達した2010年6月14日には、妹のミホ(実穂)が誕生し、大きな話題となった。

 単行本は107巻刊行されており、1992年にはテレビアニメ化。2022年には作品誕生から40周年を迎え、今回の記録に植田氏は「今日の締め切りまでに昨日より『よいもの』を。先のことは考えず、そうやって来る日も来る日も同じ作業をしてきました」と振り返り、「年を重ね、夜になると目がショボショボして困りますが、面白い作品ができれば苦労も吹き飛びます」と長期連載の苦労を実感していると説明。

 続けて「コロナ禍で、田畑家の面々もマスク姿が多くなりました。社会のニュースを題材にする時、迷うこともあります。が、目に触れやすい新聞の4コマ漫画で人を傷つけることがないようにーー。それが僕の信条です。これからも、一つ一つコツコツと描き続けていきます」とコメントを寄せた。

 植田氏は1947年5月、東京生まれ。71年にプロの漫画家となり、サラリーマンが主人公の『フリテンくん』(竹書房)、『からあげクン』(双葉社)がヒット。現在は読売新聞の連載のほか、週刊誌など4誌の連載を抱え、年間約1100本、1日平均で約3本の作品を描いており、午前10時半の起床から午前3時半の就寝までの生活スタイルで、毎日約10時間仕事する生活を40年余り続けている。

 なお、一般全国紙の長期連載作品としては、ほかに毎日新聞夕刊の『まっぴら君』(1954〜2001年)の1万3615回、読売新聞夕刊の『サンワリ君』(1966〜2004年)の1万1240回、一般紙以外の全国紙では朝日小学生新聞の『ジャンケンポン』(1969年〜)の1万6000回を超えた作品がある。

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