現存数不明で1本500万円? もはや骨董品レベルの“超高額ファミカセ”とは?

 ゲームソフト所有本数3万本、約3000万円をゲームに捧げた芸人・フジタが、『ファミリーコンピュータ』のソフト=“ファミカセ”をさまざまな角度で切り取り、ピックアップ。第18回のテーマは、「ファミコン芸人・フジタが切望する“超高額ファミカセ”」。※価格はすべてフジタによる推定。

■ファミコン後期の作品がジワジワと上昇傾向、非売品などは今後も値上がり必至

 発売から30年以上が経過した『ファミリーコンピュータ』。このなかでも、非売品など希少なソフトの価格高騰が著しくなっている。この現象をフジタはこう分析する。

「ファミコン後期の比較的生産数の少ないソフトはジワジワと値段が上がる傾向にありましたが、非売品などの圧倒的に数の少ない希少なソフトは、もはや骨董品のレベルに達しているといっても過言ではなく、価格も上がり続けています。それらは、歴史的に価値があり、今後どんどん値が上がっていくと予想されます」

 そんなフジタに聞いた、フジタも持っていない「“超高額ファミカセ”」とは?

【シール純金仕様】
ロットロット(1985年/徳間書店)500万円
エグゼドエグゼス(1985年/カプコン)200万円以上

 この2本は、カセットに貼ってあるシールの部分が異なる仕様のものがあるというもの。それぞれ「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「純金」の4種類があり、ゲームをプレイして、テレビ画面に出るパスワードをハガキに書いて送るとスコアに応じて、シールがもらえるというものでした。

『エグゼドエグゼス』は、誰に当たったのかという当選発表があったんですけど、『ロットロット』はそれがなく、誰に当たったのかがわからない状況。なので、『ロットロット』の方がレア度は高く、特に「純金」は当選者がいるのかどうなのかさえ分からない激レアな逸品です。ただ写真では見たことがあるので、作った事実はあるはず。なのでメーカーなどのどこかに眠っている可能性は全くないとは言い切れないと思います。

 ちなみに『エグゼドエグゼス』は「プラチナ」まで、『ロットロット』は「ゴールド」まで市場に出回ったことが確認できています。ただ、どちらも「純金」は確認できていない。

 『エグゼドエグゼス』の「プラチナ」は1年くらい前に100万円くらいで売れたのが確認できているので、今はそれ以上だと思われますし、そこから推察すると、これまで一度も出てきていない「純金」が500万円以上で取引されてもおかしくはない。個人的には今一番欲しいソフトです。

【『ロットロット』相場】
シルバー→5万円
ゴールド→30〜40万円
プラチナ→100万円以上
純金→500万円以上もありえる

【『エグゼドエグゼス』相場】
シルバー→3万円
ゴールド→20万円
プラチナ→100万円以上
純金→200万円以上

■ゴールドメッキ仕様は高額ソフトに多いが落とし穴も…

【ゴールドメッキ仕様】
キン肉マン マッスルタッグマッチ(1985年/バンダイ)200万円
ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!(1991年/バンダイ)100万円
ロックマン4 新たなる野望!!(1991年/カプコン)100万円

 非売品の特別仕様ということで、カセットをゴールドメッキにするケースがあり、ゴールド仕様の高額なソフトは非常に多いですね。

 なかでも、『キン肉マン マッスルタッグマッチ』のゴールド仕様は、大会上位8人にのみ与えられたと言われている希少なソフトです。調べてみると、2014年くらいに取引された記録があって、その時で100万円くらい。それ以降取引されている様子がないので、現在200万円以上はするんじゃないかと思います。

『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』は、カセットの色だけでなく、カセットに貼ってあるシールも通常と違う仕様。たしか『週刊少年ジャンプ』のイベントで抽選で当たった人がもらえたもので、ソフトだけではなく、バッジやステッカーも配られていたようです。なので、そのフルコンプリートで100万円くらいになっています。
 ちなみに、前作『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』(1990年/バンダイ)にもゴールド仕様があります。これは、大量入荷した販売店に販促的な感じで配られたと言われており、市場に出回っているのは数少なく、現在50万円以上で取引されています。

『ロックマン4』は、ボスキャラを考えた8人にゴールド仕様のソフトが贈られています。以前、『開運!なんでも鑑定団|』(テレビ東京系)に、自分で考えたキャラが採用されたという方が出た際、40万円の値が付いていましたが、現在は100万円以上ついてもおかしくはないと思います。

 これらゴールドメッキのカセットは、カセットの色と、ゲームの中身が少し変わっているくらいで、現在の技術をもってすれば難しいことではなく、ニセモノが多く出回っているという問題があります。当選した時の封筒とか、手紙とか、本物と照明できるものがあると高値で取引されます。真贋をしっかり見極めることが大事ですね。

■昨年世に出た発売されていない幻のソフト

少年魔術師インディ(1992年〜93年/IGS) 150万円

 世の中が、ファミコンからスーパーファミコンに移り変わるころに発売が予定され、テレビや雑誌でも告知されていたんですけど、結局発売されなかった“幻のソフト”です。この時代、こういうソフトは結構ありました。開発が遅れて、ファミコンからスーファミにメインが変わっていくなかで、発売を中止するとか、スーファミ仕様に変更して出すとか。今みたいに配信とかあったら、世に出ていたと思うんですけどそれもなく、完全にお蔵入りしてしまいました。

 実はこのソフト、昨年初めて世に出ました。ヤフーオークションに出品され、ゲーム好きがざわついたんです。というのも昔のテレビ番組や雑誌の記事などでゲームをしている画はあったので、存在していることは知っていたのですが、誰もそれを見たことがなかった。有識者の方がネットでいろいろと検証して、本物と認定されていました(笑)。

 オークションに出品されたとき、一般の方から、「フジタさん買ってください」みたいなコメントをたくさんいただきました。ただ、これは商品として世に出ているものではないので、「カセット」の形ではなかった。そこに魅力を感じなかったんですよね。個人的には、箱があって、トリセツがあって、カセットにラベルが貼ってある普通の形が好きなんですよね。結果、オークションには参加せず、150万円で落札されていました。

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現存数不明で1本500万円? もはや骨董品レベルの“超高額ファミカセ”とは?