現役ラッパー兼DJのモデラーが制作 “3密”で盛り上がるガンダムたちの”年越しパーリナイ”

 お腹に響く重低音がリズムを刻み、DJが放つノリノリな音楽と効果音が、来場者のテンションをどんどん上げていく。「ポンポンポーン」とアゲアゲなテンションで盛り上がるガンダムたちを作り上げたのは、自身もラッパー兼DJとして活動するガンプラモデラーのFATSOUL DT(@FATSOULDT)さん。“3密”で盛り上がるガンダムたちに込めた想いとは?

■溜まっていたクラブへの思いが出た作品

——さまざまなキャラクターが盛り上がっていますが、本作のタイトルと使用されたキットは?

【FATSOUL DT】名前は特に付けていなかったんですが、強いて言えば『年越カウントダウン』でしょうか。使用キットは、「HGUC ガンダム(リバイブ版)」「HGUC ガンキャノン(リバイブ版)」「HGUC ジムカスタム」「HGUC ジムキャノンII」です。

——なぜ本作を作ろうと思ったのですか?

【FATSOUL DT】実は昨年末に、仲間内での新年のご挨拶、年賀状がわりに使う画像の為に作ったものだったんです。

なので当時はこんな状況になるとは思わず…。

——昨年末!? てっきり、このコロナ禍でなかなか開催できないクラブへの思いを表現されたのかと思っていました。

【FATSOUL DT】制作当時はまだそこまでコロナで自粛とかそういう話はあまり聞かなかったので、特に気にせず作ってました。ただ、当時も自分のイベントがなかなか思うように打てず“溜まっていた何か”が『出た』という意味では、そんなに変わらないのかなと思います。

——本作制作時にどんなことをイメージされたのですか?

【FATSOUL DT】年越しのカウントダウンイベントで、年をまたぐ瞬間をイメージしています。実際のクラブのカウントダウンイベントでも1番盛り上がる瞬間ですね。

——ご自身が実際に見られてきた光景ですね。背景のブライトさんも非常にいい味を出しています。

【FATSOUL DT】アムロの有名な『親父にもぶたれたことないのに』のシーンの、ちょい前のビンタです。このシーン好きなんですよー(笑)。なんかクラブにあるプロジェクター映像みたいな表現ができないかなと思って、良いネタないかなー、と探してたらこの絵ハガキが家にありました。

■プラモは“気合い”と“ド根性” なくてもいいけど、あるヤツには敵わない

——制作時の一番のこだわりを教えてください。

【FATSOUL DT】ガンダムの人差し指を上げてるハンドパーツとガンキャノンの持ってるマイクのケーブルですね。地下の小さい箱でこじんまりやってるイベントのイメージなのでマイクはワイヤレスなどではなくお客さんもギツギツ。ライティングも暗めにしてアンダーグラウンド感が出るようにしてます。

——年賀状代わりにされたとおっしゃっていましたが、周囲の反応はいかがでした?

【FATSOUL DT】プラモ仲間にはウケましたけど、音楽仲間にはそんなに…でしたね(笑)

——実際、こんな状況になって改めて見ると思うことはありますか?

【FATSOUL DT】そうですね…、今見ると早くこういうギチギチなクラブやライブハウスが復活して欲しいと思いますし、そういうところで早く、イベントをやりたいですね。

——本作以外にも、ツイッターでは砂ぼこりを交えた硬派な作品も発表されています。ご自身では、どのような作風を目指していらっしゃるのですか?

【FATSOUL DT】ジオラマはなるべく絵的なカッコ良さ、面白さを重視していますね。もちろん主役はプラモなんですが、スナップ写真のような絵画のような印象を与えるような作風を目指しています。

——ガンプラモデラーとしての信念は?

【FATSOUL DT】プラモは“気合い”と“ド根性”。なくても作れるけど、あるヤツには勝てない。スキルやセンスはもちろんないよりある方が良いけど、その前に「守ってるヤツ」は「攻めてるヤツ」には敵わないと思ってます。
 ガンプラは、曲を作る、絵を描く、などと通ずる「思い描いたイメージを現実に出来る」素晴らしいホビー。これからも“グルーブ感”を大切に、作っていこうと思います。

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現役ラッパー兼DJのモデラーが制作 “3密”で盛り上がるガンダムたちの”年越しパーリナイ”