柳川藩立花家の重宝を散逸から救え 立花家史料館クラウドファンディング開始

 ゲーム「戦国BASARA」などでも人気の戦国武将、立花宗茂を初代藩主とする福岡柳川藩立花家の重宝を保存・展示している福岡県柳川市の立花家史料館が、新型コロナウイルス禍の影響により、主な財源である入場料収入が激減し、存続の危機にあります。この状況を克服すべく、寄付を募るクラウドファンディングが始まっています。当面の目標金額は600万。
 大友宗麟の家臣として武名を高め、豊臣秀吉をして「西国無双(名将言行録巻之二十七)」と評された戦国武将、立花宗茂を初代藩主とする福岡柳川(柳河)藩。明治以降は伯爵家ととなり、福岡県柳川市の立花家史料館には、立花家伝来の近世大名道具や伯爵家資料が約5000点収蔵されています。

 立花家史料館を管理・運営している公益財団法人 立花財団は、立花家の歴史的資料を散逸から守り、その調査研究・保存・収集・展示を行うため、立花家17代当主を理事長として設立されたもの。その収蔵資料には国宝の短刀「銘 吉光」や重要文化財の剣「銘 長光」に「大友文書・立花家文書」(柳河古文書館に寄託)など貴重なもののほか、ゲーム・アニメ「天華百剣」などにも登場する脇差「雷切丸」などがあります。
 また、立花家史料館が建つ敷地全体は、明治時代に建てられた貴重な西洋館と和館からなる旧立花伯爵邸「御花」(現在は料亭旅館として営業中)、庭園「松濤園」を含め「立花氏庭園」として国指定名勝となっています。
 立花家史料館を含む立花財団の主な財源は、立花史料館(立花氏庭園)入館料。しかし2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、2か月の休館を含め入館者が激減。これにより、史料館の運営費が大幅に不足する事態となり、財団は次年度解散を免れない状況となっています。
 立花財団が解散するということは、これまで収蔵してきた資料は先祖代々の土地である柳川を離れ、しかも資料全てを一括して受け入れられる組織もないため、散逸してしまうことになります。一度バラバラになってしまうと、資料を再び元のように集めて体系的にまとめることは、ほぼ不可能といわざるを得ません。

 貴重な立花家伝来の資料を維持するため、立花家史料館(立花財団)では初めてのクラウドファンディングを実施し、寄付を募ることにしたといいます。 第一目標金額は600万円。寄付(All in)方式のため、目標金額に達しなくても集まった金額は全て立花史料館に寄付されます。
 クラウドファンディングは3000円から寄付することができ、金額に応じて立花家17代当主・宗鑑さんからのお礼状や立花家史料館招待券、ホームページへや立花家御仏間への名前掲載、館内解説ツアーなどのリターンがあります。
 クラウドファンディングサイト「READY FOR」での寄付募集は、2021年1月31日の23時まで。立花宗茂や柳川を愛する方、興味のある方はぜひ、サイトを訪れてみてください。

<出典・引用>
READY FOR「散逸の危機から立花家の重宝を守る 柳川・立花家史料館にご支援を」
立花家史料館公式Twitter(@TachibanaMuseum)
(咲村珠樹)

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