『サイバーパンク2077』の利用規約がフランクで読みやすいと話題に。ふざけているように見えるが、とても重要な「対人可読性」に配慮したユーザーフレンドリーな利用規約

 ついに発売まで24時間を切った『サイバーパンク2077』では、発売開始前にゲームを遊ぼうとするとジョニー・シルヴァーハンドに怒られる(記事URL)など、発売前から楽しい遊びが随所に仕込まれている。
 新たにとてもフランクなソフトウェア利用許諾契約参考リンク)が公開され、こちらもファンの間で話題となっている。

(画像は『サイバーパンク2077』利用規約より)

 利用規約の冒頭では、そもそもこの利用規約がどのようなものかを固く解説しているが、要約では「なるほど。左側に会社がいろいろ書いているな。だが、実際のところは、いたってシンプルだ。要するにこれは、新品のサイバーウェアを買ったときについてくる安全マニュアルのようなものだ」とあっけらかんと紹介している。以降も同様の要約が続き、ゲーム内の舞台「ナイトシティ」のストリートの掟にもなぞらえて話が続いていく。

 『サイバーパンク2077』だけでなくさまざまなサービスにて当たり前となっている利用規約だが、通常は固い言い回しが多いため読みづらく、「対人可読性」(human-readable)が低いことは以前から問題視されてきた。本来なら読まなければならない重要な文章だが、一般のユーザーはほとんど読むことはないだろう。
 とてもわかりやすいアイコンでソフトウェアの著作権や可能な利用方法を表現している「クリエイティブ・コモンズ」は、公式ブログでFacebookの利用規約を例にした「人が読めるという価値」という記事も公開している。

 『サイバーパンク2077』はより広範囲にわたってさまざまな規約が定められたソフトウェアのため、そのようにアイコンで簡単に規約を紹介するというのは難しい。しかし、「要約」として表現されたあまりにフランクな文章は、アイコンとまではいかないが全文に比べてかなり読みやすい。ふざけているようにも見えるが、じつはとても重要なことを実戦しているのだといえる。

(画像は『サイバーパンク2077』利用規約より)

 なお利用規約には「てんかん」のリスクについても定められている。この「てんかん」については、リスクをゲーム開始時に紹介していないとして、てんかんの患者をサポートする慈善団体Epilepsy Actionがゲームを開発したCD PROJEKT REDに対処を求めていることを海外メディアEurogamerなどが報じていた。

 CD PROJEKT REDは公式Twitterアカウントにて、この要求に感謝し、ゲーム開始時に警告文を表示することを約束。また、ゲームからてんかんのリスクがあるシーンを取り除く方法については現在調査中で、できるだけ早く実装することを発表した。

 発売が間近に迫る『サイバーパンク2077』。ゲームの利用規約ですらゲームの世界に入り込む入り口になっているので、発売までに一度目を通してみてほしい。

『サイバーパンク2077』 利用規約はこちら

ライター/古嶋誉幸

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『サイバーパンク2077』の利用規約がフランクで読みやすいと話題に。ふざけているように見えるが、とても重要な「対人可読性」に配慮したユーザーフレンドリーな利用規約