ファミコン芸人フジタが選ぶ「“九死に一生を得た”味方の必殺技」

 家庭用ゲーム機黎明期に誕生し、今も楽しめる名作から、“クソゲー”と呼ばれる不人気作まで、さまざまなソフトを生み出した『ファミリーコンピュータ』。そのソフトは1000タイトル以上と言われ、誰もが知っている名作から、まったく日の目を見なかったものまで、実にさまざま。そこで、ゲームソフト所有本数3万本、約3000万円をゲームに捧げたファミコン芸人・フジタ協力のもと、この“ファミカセ”をさまざまな角度で切り取り、ピックアップ。第13回のテーマは「“九死に一生を得た”味方の必殺技」。※以降の内容は、ゲーム攻略法などネタバレ要素を含みます。閲覧にご注意ください。

強敵相手に100%逃げられる…RPGの主人公らしからぬ“能力”

 「一つの長いストーリーを、セーブしながら進めるRPGよりも、短い面を何個もクリアして徐々に難易度が上がるアクションの方が性に合ってる」というフジタ。

と言いながらも、RPGも人気作、不人気策含め、一通りプレイ。以前紹介した「呪文」とともに、攻略のため「必殺技」を駆使したという。

「今回紹介したソフトや、皆さんもご存じの『ドラクエII』のロンダルキアのように、ファミコンのRPGって、物語終盤のゲームバランスが悪く、敵が極端に強くなったりすることが多かったですよね。当然打撃だけでは太刀打ちできないから、以前紹介した『呪文』や、今回紹介する『必殺技』を使いながら、全クリを目指しました。大ダメージ、敵前逃亡、一撃必殺と、いろんな種類の『必殺技』がありますが、どれも正義だと思います(笑)」

 そんなフジタが選んだ「“九死に一生を得た”味方の必殺技」は以下の通り。

■MOTHER(1989年/任天堂)
「じげんスリップ」

 これは、戦闘から100%逃げられるPSI(サイ=超能力)という能力。『MOTHER』は物語の終盤に出てくる敵がとにかく強いんです。ラスボス・ギーグを倒せるくらいのレベルになっていても、出てくる敵の組み合わせ次第では1回の戦闘で全滅してしまう。

 そういった場面で、確実に逃げることができるこのPSIが重要になってきます。全クリしている人は必ず使っていると思います。物語後半の敵の強さのバランスが悪いので、途中で投げた人も多いと思いますが、僕はこのPSIも使ってギリギリ全クリしました(笑)。

ラスボス相手に一撃必殺?『ドラクエIII』の「必殺技」とは?

■桃太郎伝説(1987年/ハドソン)
「ろっかく」

 今となっては、『桃鉄(桃太郎電鉄)』の方が有名になってしまいましたが、その元となるのがこのRPG。本作では仙人に「術」を教わり、主人公が覚えていくんですが、使うと必ず会心の一撃が出る「ろっかく」が超重要。特に最後のボスの「閻魔」戦ではほぼ毎ターン使います。というのも、閻魔には、一番強い魔法「だだぢぢ」が効かないんです。なので、この「ろっかく」でダメージを与えて、「まんきんたん」で全回復するパターンでしたね。

 そもそもこの作品は、ラスボスのバランスが悪すぎるんです。延々同じ事を繰り返したり、全回復したり。戦いが長引いた記憶がありますね。全体的にボケ要素が強い作品でしたが、今考えるとファミコンならではなのかなと思います。

■ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(1988年/エニックス)
「きゅうしょをつく」

 魔法使いが装備する「どくばり」の技ですね。必殺技かと言われると微妙かもしれませんが、相手の「きゅうしょをつく」一撃必殺の技なので、入れさせていただきます。

 どくばりは、物語の序盤にカザーブの村で入手できます。レベル10くらいで到達できる村だったと思いますが、魔法使いはMPがなくなると、攻撃力がないので戦闘の戦力にならない。でもどくばりを装備していると、何回かに1回「きゅうしょをついた」で一撃必殺になる。確率は低いんですけど、決まったときのあの爽快感がたまらないんですよね。

 しかもこのどくばり攻撃、ラスボスのゾーマにも効くという噂もありました。チートとかそういうのではなく、どくばりを使って、きゅうしょをつくことができるみたいです。どんなに瀕死の状態でも、運さえよければラスボスも一撃必殺で倒せる。これぞまさに”九死に一生”ですね。

 あとはメタルスライムやはぐれメタルという経験値が高い敵も、一撃必殺で倒せる可能性があったので、どくばりで挑んでいました。物語後半は、常時装備はしなかったですけど、「どうぐ」の中に常備してました。物語序盤からラスボスまで、ずっと使い続けられる武器は珍しいですよね。

→次回は「あおり運転で今なら逮捕?必死でゴールを目指したレースゲーム」

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ファミコン芸人フジタが選ぶ「“九死に一生を得た”味方の必殺技」