チェルノブイリ原発事故で起きた実際の出来事をゲーム化した『Liquidators』9月30日リリース。3人の決死隊として、放射線が渦巻く発電所に挑む

 イラン生まれのゲーム開発者アフマド・サーデギー氏率いる学生チーム「1986.CL3」は、1986年に発生したチェルノブイリ原発事故をテーマにしたゲーム『Liquidators』のSteamストアページを公開した。9月30日リリースだが、Steamのページから先行ベータテストに登録できる。

 ゲームの目的は人々に事故で活躍した人々に関心を持ってもらうことで、チェルノブイリの関連団体に寄付を促すことも考えているという。『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズのように同事故をテーマにしたゲームは多いが、本作は実在の出来事を実在の人物として追体験できる。水蒸気爆発の危機が迫るチェルノブイリ原発事故の深刻化を防ぐため、プレイヤーは決死隊として致死量の放射線が渦巻く炉心に挑むことになる。

 『Liquidators』は一人称視点のサバイバルホラーゲームだ。サバイバルホラーだが、敵はモンスターではなく、目に見えない放射線。プレイヤーは放射線の影響を可能な限り抑えながら、正しい排水弁の位置へとたどり着き、ヨーロッパ全域が放射能に汚染され数百年はひとが住めない土地になるという未曾有の危機を救わなければならない。

 ゲームに登場するのはアレクセイ・アナネンコ氏、ヴァレリー・ベスパロフ氏、ボリス・バラノフ氏の3人。彼らは事故当時にこのミッションに志願した実在の人物だ。3人とも致死量の放射線を受けたことは間違いないが、全員生還。2005年に亡くなったバラノフ氏以外は現在も存命だ。事件の功績を称え、2018年には全員に「勇気の勲章」の栄誉称号が与えられている。それぞれ能力が異なる3人を切り替えながら手分けして、困難なミッションに挑む。

 ゲームはチェルノブイリ原発内部を再現した広大でノンリニアなマップを特徴としており、どのように進むこともできる。やり直しのようなものはなく、全ての選択が永続的な影響を与える。
 ミッションの途中では誰かが傷つき倒れる可能性もあるが、そんなときはほかのキャラクターに切り替えて仲間を助けに行くのだという。そのため、セーブやロードのようなゲームシステム的なやり直しは利かないが、プレイヤーが戻ることでやり直せるようだ。

(画像はSteam『Liquidators』より)
(画像はSteam『Liquidators』より)
(画像はSteam『Liquidators』より)

 ゲームの題材として良く引用されるチェルノブイリ原発事故だが、近年では『Chernobyl VR Project』のように教育を目的としたインタラクティブな作品も登場している。『Liquidators』もそんな教育目的の作品だ。
 ゲームの正式なリリースは9月30日。興味があるという方はSteamのウィッシュリストに登録してリリースをまってほしい。

Steam 『Liquidators』ストアページはこちら

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チェルノブイリ原発事故で起きた実際の出来事をゲーム化した『Liquidators』9月30日リリース。3人の決死隊として、放射線が渦巻く発電所に挑む