同人ゲーム開発が文化庁の「文化芸術活動の継続支援事業」として認められる。イベントに参加し作品を頒布するなど、活動実績があれば認可の可能性

 同人サークル苗木堂の若草雅也氏が、文化庁が推進する「文化芸術活動の継続支援事業」の審査に合格したことを自身のTwitterアカウントにて発表した。簡単な経緯をCi-enのページで説明している。リンク先は一部18歳未満閲覧禁止なので注意されたい。

 苗木堂は現在成人向けアドベンチャーゲーム『妖狐が転がりこんできた』を制作中であり、つまり成人向けのゲームを作っていても支援を受けられたということになる。本来、成人向けか否かが制作物の優劣ではないが、あえて「成人向けでも」支援が受けられたという点は強調して良いだろう。

 「文化芸術活動の継続支援事業」は、新型コロナウイルスの感染拡大で活動自粛を余儀なくされた文化芸術関係団体の事業を支援する取り組みだ。団体と表現されているが、法人から個人まで申請可能。標準的な取り組みを行うフリーランスであれば上限20万円、積極的な取り組みを行うフリーランスには上限150万円の支援が受けられる。

 支援が受けられる「文化芸術関係団体」が想定する範囲は広く、「コンピューターその他電子機器を利用した芸術」も含まれている。同人ゲームサークルである苗木堂は、この項目に該当しているとみられる。
 若草氏は前述のCi-enページにて、どういった同人サークルが対象になるかも記している。

①イベント(コミケみたいな同人イベントでOKです)で売上を得たことがある(1部でも頒布したことがあるということです)
②新型コロナの影響でイベントがなくなって影響がある(同人イベントに参加出来なくて困っている人)
③新型コロナウイルスの影響で過去以上に頒布数が伸びない可能性がある人

 上記三項目を見ると、過去の同人イベントでの活動実績が証明できれば、多くの同人サークルが該当するといえるだろう。

(画像は「文化芸術活動の継続支援事業」公式ページより)

 文化庁の「文化芸術活動の継続支援事業」第3次募集は9月12日から開始される。支援対象となる活動期間は2月26日から10月31日まで。

 また、各自治体により独自に文化芸術に携わる方々への支援を行っている場合がある。判明しているものは内閣府のクールジャパン戦略ページにて掲載中。文化庁のものとは対象が異なり、またすでに募集が締め切られている場合もあるが、支援が必要な方はこちらもチェックしてみてほしい。

 この結果は、新型コロナウイルスの感染拡大による「コミックマーケット」などのイベントの中止、本業の危機などで資金難にあえぐゲーム開発者の助けになるはずだ。

ライター/古嶋誉幸

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同人ゲーム開発が文化庁の「文化芸術活動の継続支援事業」として認められる。イベントに参加し作品を頒布するなど、活動実績があれば認可の可能性