90年代のインターネット文化を再現するアドベンチャーゲーム『Hypnospace Outlaw』の家庭用ハード版が発売決定。執行官としてネット上にはびこる違法コンテンツと戦おう

 90年代のインターネットには、今のそれにはない魅力がある。家にいるだけで世界中とつながる未来感、相手が見えないアングラ感。『Hypnospace Outlaw』はそんな90年代のインターネット文化をテーマに、執行官として不適切なコンテンツや違法なデータと戦うアドベンチャーゲームだ。

 8月19日に公開された任天堂のインディーゲーム紹介番組「Indie World Showcase」にて、90年代のインターネット文化と検閲をテーマにしたアドベンチャーゲーム『Hypnospace Outlaw』がNintendo Switchでリリースされることが発表された。このほか、PlayStation 4とXbox One(Xbox Game Pass)でもリリースされ、8月27日にリリース予定となっている。

 『Hypnospace Outlaw』は2019年にPCで発売されたアドベンチャーゲーム。プレイヤーは執行官として、サイバースペース「Hypnospace」に潜む不正と戦う。「Hypno」と名前が付いているように、このサイバースペースは睡眠中にアクセスできる革新的なサービスだ。

 ゲームプレイは『Papers, Please』と少し似ており、インターネット上のいじめや著作権を侵害するコンテンツの削除など、毎回少しずつ異なる指令を受け、その通りにHypnospace上の書き込みなどを通報、削除するのがプレイヤーの役目となる。場合によってはコンテンツだけでなく、危険なユーザーの監視も行う。

 ゲームのインターフェースは、Hypnospaceに接続できるOS「HypnOS」として表現されている。90年代風のレトロな雰囲気を持つOSだ。ゲーム内インターネットブラウザで検索したり、各ウェブサイトからのリンクをたどって、そういったコンテンツを見つけ出すことでお金を稼いでいく。

(画像はSteam『Hypnospace Outlaw』より)

 インターネット監視業務の傍ら、ウェブサイトでさまざまなアプリや画像をダウンロードしたりメールをチェック、OSのカスタマイズなども楽しめる。監視対象のウェブサイトも、子どもが自分の描いたマンガを公開していたり、奇妙な予言を書き連ねたものなど、個性豊かだ。

 くわえて奇妙なマスコットキャラクター、カクカクしたポリゴン、強く減色された画像など、90年代にパソコンやインターネットに触れた方なら懐かしさを感じられるものが多い。

 コンソールへの移植にあたり、60以上の新規ページ、2時間を越える新規音楽、新しいアプリやOSのテーマ、ミニストーリーなどが追加される。このアップデートはPCにも無料で提供される。

(画像はSteam『Hypnospace Outlaw』より)

90年代に発売されたゲーム版『Serial Experiments Lain』のワイヤードや『クーロンズゲート』のクーロネット、少し違うが『デビルサマナー ソウルハッカーズ』のパラダイムXは、90年代のインターネットの雰囲気を反映しているといえるだろう。
 舞台となる時代は少しずれるが、海外でも『Digital: A Love Story』や、『Emily is Away』のように、ゲーム内に疑似OSを作って当時の雰囲気を再現したゲームがリリースされている。

 コンソールへの移植も発表され、オールドPCファンやアドベンチャーゲームファンにもお勧めな『Hypnospace Outlaw』は、現在Steamにて25%オフの1537円でセール中だ。

ライター/古嶋誉幸

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90年代のインターネット文化を再現するアドベンチャーゲーム『Hypnospace Outlaw』の家庭用ハード版が発売決定。執行官としてネット上にはびこる違法コンテンツと戦おう