3万7千円以上の作品が5ドルから買えるバンドル「Bundle for Racial Justice and Equality」販売開始。560人以上のクリエイターから740以上のゲームが寄付される

 ゲーム配信プラットフォームitch.ioは、白人警官の不当な暴力によって死亡したジョージ・フロイド氏殺害事件により、2020年5月から激化した「Black Lives Matter」運動を支援するため、「Bundle for Racial Justice and Equality」(人種間の正義と平等のためのバンドル)の販売を開始した。

 『OneShot』『Night in the Woods』『Super Hexagon』などの有名作、非電源系ゲーム、アセットパックなど560人以上の開発者から740本以上の作品が登録されており、3400ドル(約3万7千円)以上の価値のあるバンドルを5ドル以上の任意の金額を支払うことで全て手に入る。

 なおSteamキーは含まれないため、Steamでは日本語対応のゲームでも日本語未対応の場合があるようだ。

(画像はBundle for Racial Justice and Equalityより)

 あつまった寄付金はすべて、人種的な正義と平等のために戦う全米有色人種振興協会の支部である法的防衛および教育基金と、貧困や新型コロナウイルスなどさまざまな理由で保釈金が払えない人々を守る70以上のコミュニティ保釈基金のネットワークに50%ずつ寄付される。

 記事執筆時点で平均寄付額は約11ドル、最高寄付額は5000ドルとなっており、寄付総額は200万ドル(約2億2000万円)を突破。6月6日にスタートし、わずか2日ほどで多くの支援者が寄付を行っている。平均寄付額が初期設定5ドルの2倍以上という点も、「Black Lives Matter」への関心の証左といえるだろう。

 「Bundle for Racial Justice and Equality」の発起人は、itch.ioを立ち上げたリーフ・コーコラン氏だ。6月2日に公式フォーラムにて「Black Lives Matter」運動を支援するチャリティバンドルへの作品の寄付を募った。アダルトコンテンツだけは除くが、それ以外の制限は「有料作品はひとり最大3本まで、無料であれば1本」のみ。バンドルの販売開始の6月5日までに、上記の通り人種や性別問わず560人以上の賛同者が集まった。

 Steamキーを発行しないのは、Steamキーが入手できる最低金額を設定してしまうと、その金額で全てを手に入れようとする人が出てくるからだという。それはバンドルの精神に沿わないとして、販売中にあえてそういったことは行わない。ただし、販売終了後、可能な限り他のデベロッパーと協力してSteamキーの発行する努力を行うとのこと。

ライター/古嶋 誉幸

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3万7千円以上の作品が5ドルから買えるバンドル「Bundle for Racial Justice and Equality」販売開始。560人以上のクリエイターから740以上のゲームが寄付される